後篇 あれから8年 ...3月11日を迎えて
2011年3月11日の東日本大震災の翌年、2012年の3月に私は退職しました。
アメリカの聖書学校で学ぶことになるわけですが、3・11のことがなければ決断していなかったかもしれません。
人生は一度きり。どんなに安定した生活をえらんだとしても、明日何があるかは誰にも分からない。後悔しない生き方を選びたい、という思いになれたのは正に大震災を、震源地から離れていたとはいえ、自分の身で経験したからでしょう。
2012年から3年間、家族でアメリカに渡り、3年間の学校生活を送り、2015年に帰国しました。
また、縁あって以前の職場であるキリスト教主義の学校に2016年から非常勤講師としてつとめています。
あれから8年経った、今年の3月11日、2時46分はまた同じ学校で授業をしている途中で、一旦手を止め、全校生徒と共に、黙祷を捧げました。
あれから8年。長いようであっという間の8年でした。
そして、これからもこの日を迎える度に大きな転換を迎えた日として、ふりかえるのかもしれません。
前篇 あれから8年 ...3月11日を迎えて